経済・政治・国際

2008年11月14日 (金)

マーティン・ルーサー・キング牧師の「I have a dream・・・」

オバマ氏が大統領に就任したことはアメリカにとっても世界の歴史にとっても劇的なことです。しかしカラードアメリカンが大統領になったことは少なからず保守派を刺激し一部の過激な保守派には不逞な考えをもっているものもいるでしょう・・・アメリカは人種差別の歴史といってもいいくらい社会に深く根ざした問題でした・・・と過去形で言ったのはカラードアメリカンが大統領になったということはある意味アメリカは人種差別の壁を乗り越えてしまったのではないかと感じたからです。今回取り上げたキング牧師の演説は40年くらい前の出来事です。何が言いたいかというと40年くらい前は大規模な集会やボイコット運動が頻繁に起こるくらい生々しい問題だった人種差別の問題が半世紀弱で大統領を生み出すくらい変わるものかと・・・アメリカの浄化作用なのでしょうか・・・キング牧師の演説は世界の歴史の中でも5本の指に入るほど有名でまた格調高いものであることは間違いありません。一方で切実な問題だった事が会場の雰囲気やキング牧師の口調から感じられます。この演説で一番の山場とも言える下記の言葉
「I have a dream that one day out in the red hills of Georgia the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood. 」
「私には夢がある。いつか、ジョージアの赤土の丘に元奴隷の息子たちと元奴隷所有者の息子たちが一緒に座り、友愛のテーブルを囲む日が来るという夢が。」
をキング牧師が言った時会場は逆にシ~ンとなってしまいます。当時黒人と白人との関係が人種差別という枠の中では非常にリアルな問題だったことをあらわしていると思います。アメリカが今回の大統領選で変わったのは確かじゃないでしょうか・・・